コーヒーの豆知識
コーヒーは奥が深い!人々を魅了する飲み物
好きな人は必ず毎日飲むコーヒー。
豆の種類や焙煎の仕方で苦みや酸味を変化させることができたり、粒度にこだわって豆を挽いたり淹れ方を追求することで香りや風味を引き出すことができたりと、コーヒーの楽しみは深いものです。
最近ではコーヒーについての造詣が深い”焙煎士”や”バリスタ”などの職業が人気だそうで、腕前によって味が変化するともいわれているくらいコーヒーは繊細な飲み物。
ここに人々がコーヒーという飲み物に魅了され続ける理由があるのでしょう。
また風味だけではなく、コーヒーが持つカフェインやクロロゲン酸よって
- 眠気が改善され頭がすっきりする
- リラックス効果
- 血液をサラサラに
- がん細胞を抑制
- 生活習慣病を予防
このような効果があると言われています。
では、いつ頃どのような経緯でコーヒー豆が飲用として認識され、人々に愛用されるようになったのでしょうか。
コーヒーの起源
コーヒーの起源は10世紀初頭までさかのぼります。
コーヒー最初の発見についてはふたつの説が文献に記されています。
一つ目はイスラム僧によるコーヒーの発見です。
一羽の鳥が赤い実をついばんでいるのを見たイスラム僧が、その実を口にしてみると気分が爽快になり疲れが取れたというものです。その赤い実を持ち帰りスープにして配ったという説があります。
もうひとつはエチオピアの山羊飼いが発祥の説です。
野山を歩き回った羊飼いカルディは、夜になってもいつまでも元気よく動き回っている羊たちが食べている赤い実を食べてみました。すると疲れがなくなり、活力が湧いてきたのだそう。
それを知ったイスラム寺院の修道士たちが、赤い実を煮だし飲用し始めたのだそう。
いずれにせよコーヒーの効果を知った別の地域のそれぞれのイスラム僧が達が起源と言われています。
コーヒーの効果
コーヒー発見から11世紀までは、コーヒーの種子を煎じて「バンカム」という医薬として飲用されていました。
古いイスラムの文献〈医学法典〉によると、バンカムは刺激的で爽快感と高揚感をもたらし、胃によく効くと言われていたそうです。
茶褐色に煮だされた液汁バンカムは、次第にイスラム僧によって薬から宗教儀式としての飲用、それから禁じられた酒の代わりに嗜好品として広がっていきます。
ただこの時は焙煎した豆ではなく、生豆を煎じていただけの状態で焙煎し飲用することになったのは15世紀ごろになります。
どうやって焙煎という技術を発見したかについても所説ありますが、液汁を作る時に偶然にこぼれ落ちた豆がいい香りを放ったのが起源ではないかと言われています。
このころからコーヒーは『カーファ』と呼ばれ、にコーヒーを嗜む人がイスラム教徒からヨーロッパのキリスト教徒へと広まっていきます。
これが現在の焙煎されたコーヒーの起源となります。
ここから今日まで世界中へ広まり、多くの人々に愛されるようになったのです。
人々を魅了するコーヒーは約60か国で生産されており、生産地ごとに味わいの特徴が違います。
コーヒーは世界のどの地域で栽培されているのでしょうか。
そもそもコーヒーってどこで栽培されるもの?
コーヒーは赤道を中心にした南北25度線の「コーヒーベルト」と呼ばれる地帯で栽培されます。
私たちがよく耳にするコロンビアやブラジルは有名ですよね。南米だけでなく中米や中東・アジア・アフリカなど、コーヒーベルト地帯に入っているそのほかの様々な地域でも栽培されています。
日本はどうでしょうか。日本は沖縄諸島や小笠原諸島の一部がコーヒーベルト地帯に入っており、ここでは露地栽培が可能です。
上の画像は世界のコーヒー生産地です。コーヒーベルト内にたくさんの原産国を記しています。どれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。産地で酸味・コク・渋みが異なりますから、自分好みの産地銘柄がある人も多いでしょう。産地で味が違うのは、各地域ごとに土壌や標高などの気候条件が違うからです。
コーヒー栽培は、平均気温が20度前後で昼夜の気温差があり、一年を通して雨が降るところが適していると言われています。
露地栽培ができない地域でも、コーヒー栽培に適した環境をビニールハウスで叶えることができます。日本にはコーヒーをビニールハウスの中で気温と湿度を保ち、栽培に取り組んでいるところがいくつかあります。
晴れのまち農園でコーヒーの栽培
晴れのまち農園は福岡県南部のみやま市山川町にあります。
みやま市山川町は、御牧山や清水山など山に囲まれた温暖多雨な地域で、代表的な作物はみかん栽培です。山川みかんとして広く親しまれています。
農園の近くにはゲンジボタルが舞う蒲池山ため池があります。蒲池山ため池は農林水産省が公募した「ため池百選」に福岡県で唯一選ばれた池です。
私たちはこの自然豊かな環境でコーヒーの木を栽培しています。
みやま市はコーヒーベルト地帯に入っていませんので、コーヒー栽培用のハウスを建設してその中でコーヒーの木を育てています。
現在50鉢のコーヒーの木を栽培中です。
このヒーの木はオーナー制度をとっています。
みやまからコーヒーを。
コーヒーの木についてのお問い合わせはこちらまで。